小枝隠れ(さえがくれ) 木の枝を両手に持ち、呼吸を整え、気配を完全に消し去ることでその身を隠すという。特に新潟の忍者の小枝隠れの術は定評が高く、山を降り、町へ出て、商人の家から台帳を、子供の手から飴を難なく持ってきたという。一般に忍者が神出鬼没と言われる原因となった術である。