列挙
必要があれば人員に対して担当割り当てを行います。
担当割り当ては必須ではありませんが、以下のような目的が必要となる場合は担当割り当てを行って下さい。
- 2人以上全員未満の人員に対して同じ指示を出すケースが多発する場合。
- 複数の作業を並行して行い、各作業そのものが担当分けすることにより明確化できる場合。
- 人員単位で指示することよりも担当単位で指示するほうが適切な人的管理が行える場合。
各人員に割り当てる担当を明確にするため、まずは担当項目を列挙します。
人員の人数に限らず、一般的にプロジェクトに必要な担当を挙げていきます。今回のプロジェクトのみに必要な担当項目についても挙げていきます。
例えば以下のような項目が挙げられます。
- プロジェクトリーダー
- 設計担当
- 調理担当
- 盛り付け担当
- 材料調達係
プロジェクトリーダーは必ず設けるようにして下さい。
また、今後の品質向上や作業効率向上のためにも委員会を設けるのも良いでしょう。
不要な担当を挙げても構わないので、必要そうな担当項目は全て列挙して下さい。
これらの担当項目のまとまりを「概担当項目一覧」と呼びます。
記録
メモ書き程度で構わないので、概担当項目一覧を記録しておいて下さい。
上記のような箇条書きで構いません。
各担当の役割が理解できていない場合は、箇条書きではなく役割を書いた一覧表で記録して下さい。
検討
概担当項目一覧の中で不要なものは取り除いていきます。
取り除く基準としては以下の通りです。
- 明らかに目的に必要無い担当項目。
- 人員的に見て明らかに割り当てることが困難な担当項目。
- 人数的に見て明らかに割り当てることが困難であり、優先度の低い担当項目。
例えば以下のようになります。
- プロジェクトリーダー
- 設計担当
- 調理担当
- 材料調達係
- 環境管理委員
記録
箇条書きにされた概担当項目一覧の中から取り除かれた項目を取り消し線などを引いておいて下さい。
残った担当項目の一覧を「担当項目一覧」と呼びます。